保育園見学チェックリスト|見るべきポイント・聞くこと・電話予約まで解説
保育園見学を前に、「何を見ればいいの?」「何を質問すればいいの?」と迷っていませんか。
SNSでチェックリストを調べると、項目が多すぎて逆に整理できなかった、という声もよく聞きます。
わが家も3人の保活を経験しましたが、見学のたびに「あ、聞き忘れた」ということがありました。
入園してから後悔するよりも、事前に確認しておきたいポイントを整理しておくと、見学当日も少し落ち着いて動けます。
この記事では、保育園見学で「見ること」「聞くこと」「電話予約のコツ」を整理しました。
- 保育園見学はいつから始めるとよいか
- 見学当日に見るポイントと園に聞くこと
- 入園後に「確認しておけばよかった」と感じやすい見落とし項目
すべての項目を完璧に確認しなくてもよいので、わが家に必要な優先項目を選ぶ参考にしてください。
保育園見学はいつから始める?時期ごとの考え方
保育園見学は、「早すぎても意味がない」「遅すぎると予約が取れない」という両方の声があります。
入園のタイプ(4月入園・途中入園・0歳入園)によって、動き出す時期の目安が変わります。
自分の家庭のケースに合わせて、逆算して考えると動きやすくなります。
4月入園なら申込時期から逆算する
多くの自治体では、4月入園の一次申込は10月〜11月頃に始まります。
見学を申込前に終わらせておきたいなら、遅くとも夏〜秋ごろに動き始めるのが目安です。
人気の園は見学枠が早く埋まることがあります。
希望園が複数ある場合は、早めに問い合わせておくと安心です。
自治体によって申込スケジュールが違うため、お住まいの市区町村の保育課に確認しておくとよいでしょう。
0歳入園は妊娠中・産休中の見学も選択肢
産後すぐの見学は、体の回復や授乳のタイミングと重なり、想像以上に大変です。
0歳入園を検討しているなら、妊娠後期〜産前に見学を終えておくという選択肢もあります。
妊娠中に問い合わせる場合は、「来年度に0歳で入園を検討しています」と伝えると、対応してもらいやすいことが多いです。
生まれる前なので、「子どもと一緒に見学できません」と伝えれば問題なく見学できる園が多いです。
途中入園は空き状況と一緒に確認する
途中入園(育休明けや引っ越しなど)の場合は、空き情報と並行して見学を進めることになります。
空きがあってから慌てて見学するよりも、希望エリアの園にあらかじめ連絡しておくと動きやすいです。
途中入園は空き次第でタイミングが読めないため、見学だけ先にしておいて、申込のタイミングを待つという方法も選択肢です。
保育園見学の予約電話はいつかける?時間帯とトーク例
見学を申し込む際、多くの園は電話での問い合わせが基本になります。
「電話が苦手」「いつかけていいかわからない」という方は多いですが、時間帯さえ気をつければ、難しく考えなくて大丈夫です。
電話を避けたい時間帯・かけやすい時間帯
保育園は、子どもの登降園や給食・午睡の時間に合わせて動いています。
電話をかけやすい時間帯と避けたい時間帯の目安を以下に整理します。
| 時間帯 | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|
| 7:30〜9:30 | △ | 登園対応で忙しい時間帯になりやすい |
| 10:00〜11:00 | ○ | 朝の受け入れ後で比較的落ち着きやすい |
| 11:00〜13:00 | △ | 給食や午睡準備で忙しいことが多い |
| 13:00〜15:00 | ○ | 午睡中で対応しやすい園もある |
| 16:00〜18:00 | △ | 降園対応で忙しい時間帯になりやすい |
○の時間帯でも、その日の状況によって対応できないこともあります。
「お忙しいところ失礼します」と一言添えると、対応してもらいやすいです。
電話で伝えること
はじめての園への電話は、簡潔に要件を伝えれば十分です。
以下のような形で話すと、伝わりやすいです。
子どもの月齢や入園を検討している年度を一緒に伝えると、園側も案内しやすくなります。
電話で確認しておきたいこと
見学の予約を入れる際に、合わせて確認しておくと当日がスムーズになります。
以下の項目を電話前にメモしておくと安心です。
| チェック項目 | なぜ確認するのか | 園に聞くこと |
|---|---|---|
| 見学可能な日程 | 平日のみの園が多い | 見学できる曜日と時間帯を教えていただけますか |
| 見学時間 | 開始・終了時間を把握しておく | 何時から何時ごろまでを見ていますか |
| 所要時間 | 仕事の合間に行く場合に必要 | 見学はどのくらいの時間がかかりますか |
| 子ども同伴の可否 | 小さい子連れかどうかで準備が変わる | 子どもを連れて来ても大丈夫ですか |
| 持ち物 | 上履き・筆記用具が必要な園もある | 何か持参するものはありますか |
| 駐車場・駐輪場 | 車や自転車で行く場合に確認 | 近くに駐車場や駐輪場はありますか |
| 写真撮影の可否 | 撮影NGの園もあるため事前に確認 | 施設内の写真を撮影しても問題ないですか |
保育園見学では「良い園」より「わが家に合う園」を見る
インターネットやSNSで「保育園見学チェックリスト」を調べると、確認項目がたくさん出てきます。
ただ、すべてを一度の見学で確認しようとすると、見学が終わるころには頭がいっぱいになってしまいます。
大切なのは、「完璧な園」を探すことではなく、「わが家が安心して通い続けられる園」を見つけることです。
保育園見学は、よい点をたくさん見つけようとするよりも、わが家が通い続けられるかを確認する場として使うと判断しやすくなります。
全項目を確認しようとしなくていい
見学時間は多くて1時間前後です。
施設を回りながら質問もしなければならないため、長いチェックリストを全部埋めるのは現実的ではありません。
「聞ききれなかった」と焦る必要はありません。
気になることがあれば、入園説明会や申込時に改めて確認できることも多いです。
優先順位を決めてから見学する
家庭によって、優先したい確認項目は変わります。
- 共働きで残業が多い家庭:延長保育の時間と実態、体調不良時の呼び出し基準
- 0歳入園の家庭:ミルク・離乳食の対応、服装ルール、低月齢の受け入れ状況
- きょうだい育児中の家庭:送迎のしやすさ、持ち物の負担、きょうだい入園の優先制度
- 子どもの様子をたくさん残したい家庭:写真販売・動画販売・卒園アルバムの有無
事前に「この家庭だから確認したいこと」をしぼっておくと、見学当日に集中できます。
保育園見学でまず見るべき基本ポイント
見学当日は、質問よりも先に「目で見てわかること」を確認する時間でもあります。
施設を案内してもらいながら、子どもたちや先生の様子をよく観察しましょう。
以下は、どの家庭でも確認しておきたい基本の観察ポイントです。
先生と子どもの雰囲気
先生が子どもにどのように声をかけているかは、見学時でも自然に見えてきます。 子どもが泣いているときや転んだときに、先生がどう対応しているかも観察ポイントです。
子どもたちが落ち着いて遊んでいる、先生が笑顔で接しているという場面が多い園は、日常の雰囲気が安定していることが多いです。 ただし、見学日がたまたま慌ただしいこともあるため、一場面だけで判断しすぎないようにしましょう。
園内の清潔感・安全面
トイレや調理室まわり、玩具や絵本の状態は清潔に保たれているかを見ておきましょう。
棚の角処理、階段の安全柵、床の状態なども確認できるとよいです。
掲示物や手作り装飾は、先生の関わり方や保育の雰囲気が伝わりやすい場所でもあります。
送迎のしやすさ
毎日通う場所なので、送迎のしやすさは長く通ううえで大切です。
入口の広さ、ベビーカー置き場の有無、駐輪スペースの広さを実際に確認しておきましょう。
雨の日や荷物が多い日でも通えそうかも、現地に行ってみると判断しやすくなります。
持ち物・洗濯物の負担
園によって、毎日持参・持ち帰りするものの量に差があります。
エプロンやタオルを毎日洗濯する必要があるか、スタイや着替えを何セット用意するかなど、日常の負担に直結します。
「おむつを毎日持ち帰りにする園」と「園で処理する園」で、送迎バッグの重さがかなり変わります。
今はサブスクも充実していて、手ぶらで登園できるところもあります。
体調不良時の対応
子どもは頻繁に体調を崩します。
「何度から呼び出しになるか」「呼び出しの連絡が来てから、何時間以内に迎えに来ることを求められるか」は、仕事のある家庭には重要な確認項目です。
園の方針によって基準が違います。
事前に確認しておくと、職場への相談もしやすくなります。
基本のチェックポイントまとめ
見学当日に確認しておきたい基本ポイントを以下に整理します。
| チェック項目 | なぜ確認するのか | 見学・確認のポイント |
|---|---|---|
| 先生の声かけ | 日常の保育の雰囲気がわかる | 子どもへの言葉かけ・表情・関わり方を観察する |
| 子どもの様子 | 場の安定感・落ち着きがわかる | 自由に遊んでいる子が多いか、泣いている子への対応を見る |
| 職員同士の雰囲気 | 園全体の空気感に影響する | 先生同士が自然に声をかけ合っているか観察する |
| 園内の清潔感 | 日常の管理体制がわかる | トイレ・玩具・絵本・棚の状態を確認する |
| 送迎動線 | 毎日通うことを前提に判断する | ベビーカー置き場・駐輪場・入口の広さを確認する |
| 持ち物の量 | 毎日の家事負担に直結する | おむつ持ち帰りの有無・洗濯物の量を質問する |
| 体調不良時の対応 | 仕事のある家庭では特に重要 | 呼び出し基準の体温・迎えまでの時間を確認する |
保育園見学で聞くことリスト
「見る」だけではわからないことを、見学時に確認しておきましょう。
項目が多いため、家庭の優先度に合わせて聞くことをしぼって臨むのがおすすめです。
持ち物・おむつ・布団について聞くこと
準備するものの多さは、入園前後の負担に直結します。 入園説明会でも説明される内容ですが、事前にイメージしておくと準備が楽になります。
| チェック項目 | なぜ確認するのか | 園に聞くこと |
|---|---|---|
| おむつは持参か | 持参か園で用意するか方針が違う | おむつは家から持参ですか、 それとも園で用意しますか |
| 使用済みおむつは持ち帰りか | 持ち帰りの場合は防臭袋など必要 | 使用済みおむつは持ち帰りになりますか |
| 布団は持参かリースか | 持参の場合は週末の持ち帰り洗濯が発生 | お昼寝布団は持参ですか、 リースがありますか |
| 着替えは何セット必要か | セット数が多いほど洗濯・収納の負担が増える | 着替えは何セット用意すれば足りますか |
| エプロン・口拭きのルール | 手作りが必要な場合は準備時間がかかる | エプロンや口拭きは手作りが必要ですか、 市販品でも大丈夫ですか |
給食・離乳食・アレルギーについて聞くこと
給食は毎日のことなので、内容や対応方針を事前に確認しておきましょう。
特に0歳クラスでは、離乳食の進め方を園と家庭で連携する必要があります。
| チェック項目 | なぜ確認するのか | 園に聞くこと |
|---|---|---|
| 献立表を見られるか | 食事の内容・品数・食材を イメージできる | 献立表を見せていただけますか |
| 離乳食の進め方 | 段階ごとの対応を家庭と園で 合わせる必要がある | 離乳食の段階は家庭と連携して 進めていただけますか |
| アレルギー対応 | 除去食・代替食の方針は 園によって違う | アレルギーがある場合、 除去食や代替食の対応はできますか |
| ミルク対応 | 完母・混合・完ミで 対応可否が変わることがある | 母乳・ミルクの対応は どのようにしていますか |
| 給食費 | 月額・年額・食材費の含み方は 園によって違う | 給食費はどのくらいかかりますか |
| 手作りおやつの有無 | 食への関わり方が見えやすい項目 | おやつは手作りですか、 市販のものを使うことが多いですか |
行事・保護者参加について聞くこと
行事の多さや保護者の参加頻度は、仕事のある家庭では有給消化のペースにも影響します。
入園後にギャップが大きくならないよう、年間のざっくりしたスケジュールだけでも確認しておきましょう。
| チェック項目 | なぜ確認するのか | 園に聞くこと |
|---|---|---|
| 年間行事の数と内容 | 有給取得の計画を 立てやすくなる | 年間行事はどのくらいありますか |
| 平日参加の有無 | 仕事を休む必要があるか 判断できる | 参観や行事は平日に 開催されることが多いですか |
| 保護者会・役員の有無 | 負担の大きさをイメージしておく | 保護者会や役員活動はありますか |
| 家庭で準備するもの | 手作り品・衣装などの 制作負担が発生する場合 | 行事で家庭が用意するものはありますか |
| 写真・動画撮影のルール | 当日の撮影可否・ 持ち込み機材の制限など | 運動会や発表会での写真・ 動画撮影はできますか |
連絡帳・アプリ・写真共有について聞くこと
毎日のやり取りをどの方法でするかは、保護者の負担感に影響します。
最近はアプリを導入している園も増えていますが、紙の連絡帳の園もあります。
| チェック項目 | なぜ確認するのか | 園に聞くこと |
|---|---|---|
| 連絡帳は紙かアプリか | 記入の手間・ 確認のしやすさが変わる | 連絡帳は紙ですか、 アプリを使っていますか |
| 日中の様子をどう伝えてもらえるか | 保育中の様子が知れると 安心感につながる | 日中の様子は連絡帳・口頭・アプリの どれで教えてもらえますか |
| 写真販売の有無 | 入園後に園での子どもの 様子を購入できる | 日常の写真販売はありますか |
| 動画販売の有無 | 発表会などを後から見返せる | 発表会などで動画販売はありますか |
| 卒園アルバムの有無 | 卒園時の記念として 確認しておく | 卒園アルバムはありますか |
実際に見学して、事前にもっと確認すればよかったこと
ここからは、わが家が実際に3人の子どもを保育園に入れてきて、「先に確認しておけばよかった」と感じた項目をお伝えします。
SNSのチェックリストではあまり見かけない内容もありますが、入園後の生活に影響したことなので参考にしてください。
SNSでよく見る項目より、入園後の日常生活に影響する確認事項の方が、後から「聞いておいてよかった」と感じることが多いです。
0歳入園なら服装ルールを確認する
0歳で入所する場合、月齢によってはまだロンパースを着ている時期です。
しかし園によっては、セパレート服(上下分かれている服)推奨だったり、フード付きのものはNGだったりというルールがあります。
入園後に「手持ちの服が使えない」と気づいて買い足した、という話はよく聞きます。
0歳クラスを見学する際は、服装ルールを事前に確認しておくと安心です。
わが家でも3人目が半年未満での入所予定だったため、この点を早めに確認しました。
延長保育は「実際の利用状況」を聞く
延長保育の受付時間は、HPや園の資料に記載されています。
ただし、実際にその時間まで利用している家庭がどれだけいるかは、聞かないとわからないことが多いです。
日常的に延長を使う前提で入園する家庭にとっては、「制度上はあるが実際に使っている人は少ない」という状況は入園後にギャップが生まれやすいです。
30分延長を利用している家庭が1〜2人しかいない、というケースも耳にします。
「日常的に延長を使うことになりそうですが、実際に利用されているご家庭は多いですか」
と聞いてみると、実態が見えやすくなります。
病児・病後児保育の有無も見ておく
子どもが体調を崩したとき、仕事を休みにくい家庭にとっては病児・病後児保育の存在が重要になります。
通常の保育園だけでなく、近隣に病児・病後児保育の預け先があるかもあわせて確認しておくとよいです。
在園児優先で使える病後児保育施設がある園もあります。
利用には事前登録や医師の診断書が必要なことが多いため、条件は施設・自治体によって異なります。
入園後に慌てないよう、見学時に園へ確認するか、自治体の保育課に問い合わせておくと安心です。
給食の内容と給食費は園によって差がある
給食は毎日食べるものなので、品数・量・食材の傾向は気になるポイントです。 献立表を見せてもらえる園では、実際に確認するのがおすすめです。
「いいものをたくさん食べてほしい」という家庭は、給食費と内容のバランスも見ておくと判断しやすいです。 ただし、費用が高いから内容が充実しているとも言い切れないため、実際の献立と費用を一緒に確認するのがよいでしょう。
写真・動画販売や卒園アルバムの有無も確認する
見学時には優先度が低く感じますが、入園後の満足度に関わってくるのが写真・動画関連です。
保育中の子どもの様子は、保護者が普段見られない貴重な時間です。
写真販売があると、日常の様子を後から購入して手元に残せます。
発表会などで動画販売がある園では、当日はカメラを持たずに肉眼で見ることを選ぶこともできます。
「映像は後から見返せるけれど、肉眼で見られるのは一度きり」と感じているので、わが家ではこの点を重視するようになりました。
卒園アルバムがない場合は、写真販売を活用してまとめるなどの方法を考えておくとよいかもしれません。
見落としやすいチェック項目まとめ
見落としやすい確認項目を以下にまとめます。
| チェック項目 | なぜ確認するのか | 園に聞くこと |
|---|---|---|
| 服装ルール | 入園後に買い直しが 発生しやすい | ロンパース・フード・セパレート服の 扱いを教えてもらえますか |
| 延長保育の利用実態 | 制度と実態が 違うことがある | 実際に延長を日常的に使っている ご家庭はどのくらいいますか |
| 病児・病後児保育 | 仕事のある家庭では 特に重要 | 在園児が利用できる 病後児保育の施設はありますか |
| 給食内容と給食費 | 毎日食べるものなので 確認しておく | 献立表を見せていただけますか、 給食費はいくらかかりますか |
| 写真販売の有無 | 園での様子を 手元に残せるか | 日常の写真販売はありますか |
| 動画販売の有無 | 発表会を後から 見返せるか | 行事の動画販売はありますか |
| 卒園アルバム | 卒園時の記念として 確認しておく | 卒園アルバムはありますか |
通い始めてから大事だと感じた保育園の見方
見学当日には気づきにくいですが、実際に何年も通ってみると
「これがあって助かった」「ここが違ったら通いやすかった」と感じる部分があります。
余裕があれば、以下の観点も見学時の会話の中で確認しておくと、長い目で見たときの判断材料になります。
先生が日々の様子をどれだけ声かけしてくれるか
送迎時に「今日は〇〇して楽しそうでしたよ」と声をかけてもらえると、日中の様子がわかって安心します。
連絡帳でのやり取りに加えて、こういったちょっとした声かけがある園は、保護者との距離感が近く感じられます。
見学時に保護者を送迎している先生の対応を観察するだけでも、雰囲気の違いが少しわかることがあります。
園が改善しているかどうか
0歳から通う場合、6年近く同じ園に通うことになります。 「今どんな取り組みをしているか」だけでなく、**「いつ頃から変化しているか」「今後どんな改善を考えているか」**を聞けると、園の姿勢が見えやすくなります。
ICT化・サブスクサービス・持ち物の削減など、日々の保護者負担を減らす取り組みをしている園かどうかは、長く通ううえで気になる点です。
加配や支援体制が整っているか
最近は、生活面や発達面で個別の配慮が必要なお子さんも珍しくありません。
加配や支援体制が整っている園は、クラス全体が安全に落ち着いて過ごせる体制があることにもつながります。
配慮が必要な子にとっても、同じクラスで過ごす子にとっても、全体の体制が整っていることは安心材料になります。
気になる方は、「個別サポートが必要な子への対応体制はありますか」と聞いてみてもよいでしょう。
同じ学区の子が多いか
保育園を卒園すると、次は小学校への入学があります。
同じ園から同じ小学校に上がる子が多いと、知っている顔がいる状態でスタートできるので安心材料になることがあります。
余裕があれば、「この園から入学する子は○○小学校が多いですか」と聞いてみると参考になります。
雨や雪の日でも通える距離か
通いやすさを判断するとき、晴れた日の感覚だけで決めないようにしましょう。
雨の日・雪の日・自転車に乗れない日でも、無理なく送迎できるかを想像してみることが大切です。
転勤や転職の可能性がある場合は、職場へのアクセスより自宅からの距離を重視した方が、長く安定して通いやすいケースが多いです。
先生の経験年数のバランスがあるか
新人の先生がいること自体は、保育の質を左右するものではありません。
大切なのは、中堅・ベテランの先生がいて、園全体でフォローできる体制があるかです。
先生の入れ替わりが激しい時期や、中堅が一斉に退職するような状況があると、行事運営や日常保育の安定感に影響することがあります。
見学時に在籍年数の長い先生がいるかを聞くのは難しいですが、先生同士の関係性を観察するヒントになることがあります。
保育園見学チェックリストの使い方
ここまで多くの確認項目を挙げてきましたが、これをすべて1回の見学で確認しようとしなくて大丈夫です。
「必ず確認」「できれば確認」「見られたらメモ」に分ける
事前に優先度を分けておくと、見学当日に焦りにくくなります。
以下の分け方を参考に、自分の家庭に合った優先度に組み替えてみてください。
| 優先度 | 使い方 | 例 |
|---|---|---|
| 必ず確認 | 入園後の生活に直結する項目 | 延長保育の実態 体調不良時の対応 送迎距離 |
| できれば確認 | 家庭の価値観で差が出る項目 | 給食内容 写真販売 行事の頻度 |
| 見られたらメモ | 園の雰囲気を見る補助項目 | 掲示物の様子 玩具の状態 先生同士の関わり |
| わが家では重視しない | 優先度が低い項目 | 制服の有無 課外活動など家庭によって判断が分かれる項目 |
チェックリストは全部埋めるものではなく、優先順位をつけるための道具として使うと見学が楽になります。
見学後すぐにメモを残す
複数の園を見学すると、後から見比べたときに「どの園がどうだったか」が混ざりやすくなります。
見学直後に、「よかった点」「気になった点」「確認しきれなかった点」の3つだけでもメモしておくと整理しやすいです。
スマホのメモアプリでも十分です。
後で記憶に頼って書こうとすると、だんだん曖昧になってきます。
複数園を比較するなら同じ項目で見る
園ごとの比較は、同じ視点で見ると判断しやすくなります。
今後、見学したことを整理しやすいテンプレートや、複数の園を並べて比較しやすい表も追加していく予定です。
よくある質問
- 保育園見学は何園くらい行けばいいですか?
-
家庭によって異なりますが、希望エリアで2〜4園程度を見学するケースが多いようです。1園だけでは比較が難しく、多すぎると判断が難しくなるため、優先度の高い園から2〜3園を目安に見学し、入園申込前に判断できると動きやすいです。
- 保育園見学は子ども連れで行ってもいいですか?
-
子ども連れで見学できる園がほとんどです。ただし、月齢の小さい赤ちゃん連れや、動き回るお子さん連れの場合は、事前に「子どもを連れて見学してもいいですか」と確認しておくと安心です。予約電話のときに一言添えるだけで大丈夫です。
- 保育園見学で質問しすぎても大丈夫ですか?
-
質問が多いこと自体は問題ありません。ただし、時間内に収まるよう、優先度の高い質問からするとよいです。「質問を書いたメモを持参して確認してもいいですか」と伝えると、対応してもらいやすくなります。聞ききれなかった内容は、入園説明会や申込時に改めて確認できることも多いです。
- 保育園見学で写真を撮ってもいいですか?
-
撮影可否は園によって違います。予約電話のときや見学開始時に「写真を撮ってもよいですか」と一言確認しましょう。子どもたちの顔が写る場面では、撮影できない園が多いです。
- 妊娠中に保育園見学してもいいですか?
-
できます。特に0歳入園を検討している場合、産後よりも産前に動いておく方が体力的にも楽なことが多いです。問い合わせ時に「現在妊娠中で来年の入園を検討しています」と伝えれば、丁寧に対応してくれる園がほとんどです。
- 保育園見学で何を持っていけばいいですか?
-
筆記用具とメモ帳(またはスマホ)、事前にまとめた質問リストがあると便利です。上履きが必要かどうかは予約時に確認しておきましょう。子ども連れの場合は、おむつ・着替え・飲み物など通常通りの外出準備を整えていきましょう。
- 見学で確認しきれなかったことはどうすればいいですか?
-
入園説明会や申込時に改めて確認する機会があります。気になった点はメモしておいて、次に接触するタイミングで質問するとよいです。また、通っている家庭の保護者から話を聞けるとリアルな情報が得られることもあります。
まとめ:保育園見学は、わが家が通い続けられるかを見る
保育園見学では、全部の項目を確認しなくても大丈夫です。
大切なのは、「完璧な園を見つけること」よりも、「わが家が安心して長く通い続けられるか」を確認することです。
見学前に優先項目をしぼっておくと、当日も落ち着いて動けます。
- 先生と子どもの雰囲気・送迎のしやすさ・体調不良時の対応は、どの家庭でも確認しておきたい基本
- 0歳入園なら、服装ルール・ミルク・離乳食の対応をプラスで確認
- 共働きなら、延長保育の実態・病児病後児保育の有無もおさえておく
- 子どもの様子をたくさん残したいなら、写真・動画販売の有無も見ておく
見学後は、よかった点・気になった点・確認しきれなかった点だけでも、その日のうちにメモしておきましょう。
今後、確認項目を選べるテンプレートや、園ごとに比較しやすい表も追加予定です。
