ミルスマートとウォーターサーバーを比較|初めてのミルク作りはどっちがラク?
初産では、授乳が母乳になるのかミルクになるのか、産前にははっきりわからないことが多いですよね。
ミルクの回数もまだ想像できないまま、どこまで調乳グッズを準備すればよいのか迷っている方も多いと思います。
産後の負担は、作業にかかる時間だけではありません。
- 夜中に赤ちゃんが泣いている中で、お湯と水の量を考える。
- パートナーに作り方を説明する。
- ミルク用の水を切らさないように準備する。
こうした小さな判断や管理が重なることも、負担のひとつになります。
ミルスマートとウォーターサーバーは、どちらもミルク作りをラクにするアイテムです。
ただし、減らせる負担の範囲が違います。
この記事を読むと、ミルスマートを購入するか、プレミアムウォーターのようなウォーターサーバーを申し込むか、それとも出産後まで判断を保留するか、わが家に合う選択肢を決めやすくなります。
- ミルスマートとウォーターサーバーで、それぞれ減らせる負担の違い
- 初産・里帰り・家族に調乳を任せる場合の選び方
- 出産前に購入・申込み・保留のどれを選ぶべきか
ミルスマートとウォーターサーバーはどっち?減らしたい負担で選ぶ
結論から整理すると、調乳時に考えることを減らしたいならミルスマート、水の購入や家族全体の負担まで減らしたいならウォーターサーバーが向いています。
ミルクを使う頻度がまだわからない場合は、出産後に必要性を確認してから決める方法もあります。
全員に必要なものではないので、産後に自分が何を負担に感じそうかを考えながら選んでみてください。
| 比較項目 | ミルスマート | ウォーターサーバー(famfit2) |
|---|---|---|
| 主に減らせる負担 | 調乳時の判断 温度調整 | 水の購入・運搬 湯沸かし |
| 費用の形 | 買い切り | 毎月の水代+契約 |
| 水の準備 | 使用する水を自分で用意 | 宅配された水を使用 |
| 家族への任せやすさ | お湯と水の配分を 機械に任せられる | お湯をすぐ出せて 操作しやすい |
| 里帰りとの相性 | 持ち込んで専用環境を作りやすい | 実家でも長く使う場合に向く |
| ミルク卒業後 | 使用場面が減りやすい | 家族の飲料水として使い続けられる |
| 向いている家庭 | 調乳だけを効率化したい家庭 | 水の準備全体を減らしたい家庭 |
料金や仕様は変更されることがあるため、詳しくは後述の各章と公式サイトでご確認ください。
ピジョンのミルスマートとは?

ミルスマートは、70℃以上のお湯と常温水の割合を、設定したミルク量に応じて自動で計算する調乳家電です。
ウォーターサーバーのように、水の購入や保管までまとめて任せる設備ではありません。
使用する水は自分で準備し、調乳時のお湯と水の配分を機械に任せる商品です。
粉ミルクを計量して哺乳びんに入れる作業や、途中で溶かす作業は自分で行います。
最初の操作で70℃以上のお湯が出たら、一度哺乳びんを取り出して粉ミルクを溶かします。再びセットしてスタートすると、自動計算された常温水が加わる仕組みです。
完全自動でミルクが完成する商品ではありませんが、毎回お湯と水の配分を考えなくてよい点が特徴です。
2026年7月27日発売の買い切り型で、月額契約は必要ありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 24,200円(税込) |
| 調乳量 | 80ml~320ml(20ml刻み) |
| 目安時間 | 約3分(ピジョン調べ) |
| 調乳後の目安温度 | 約40℃(授乳前に温度確認が必要) |
| サイズ | 幅125mm×奥行350mm×高さ277mm |
| タンク容量 | 最大1,400ml |
| 使用できる水 | 調乳用水 沸騰後常温の水道水 軟水のミネラルウォーター |
| 利用者が行う作業 | 粉ミルクの計量 溶かす作業 再セット 温度確認 |
使用できる水は、市販の調乳用水、沸騰させて常温まで冷ました水道水、軟水のミネラルウォーターです。
沸騰させていない水道水や、中軟水・硬水のミネラルウォーターは使用できないため、水を準備する作業自体は残ります。
ミルスマートとウォーターサーバーの違いを比較
ミルスマートとウォーターサーバーの違いは、機能だけではなく、生活の中でどこまで負担を減らせるかにあります。
ここでは、ウォーターサーバー側の具体例として、プレミアムウォーター マムクラブのfamfit2を基準に比較します。
調乳手順と夜間に考えること
ミルスマートは、粉ミルクを計量して哺乳びんへ入れ、お湯を出して溶かし、再セットして常温水を加える流れです。
途中で哺乳びんを取り出す工程はありますが、お湯と水の配分を毎回考える必要がありません。
夜中に赤ちゃんが泣いている中で、「お湯をどこまで入れて、湯冷ましをどのくらい足すか」と考えること自体が負担に感じやすくなります。
配分を機械に任せたい家庭には、ミルスマートが合いやすいでしょう。
一方、ウォーターサーバーは温水と冷水をすぐ出せるため、操作自体はシンプルです。
ただし、どの程度の温水と冷水を使うかは自分で判断します。
慣れた手順で素早く作りたい
→ウォーターサーバー
考えることを減らしたい
→ミルスマート
水の準備と家族で使える範囲
ミルスマートを使う場合も、市販の調乳用水を買う、または水道水を沸騰させて冷ますといった準備は必要です。
調乳中の配分は任せられますが、水を買う・運ぶ負担まではなくなりません。
妊娠後期や産後に、赤ちゃん用品と一緒に2Lの水を何本も買って運ぶことを負担に感じる家庭では、ウォーターサーバーのほうが生活全体をラクにしやすいでしょう。
ウォーターサーバーは、ミルク用の水だけでなく、授乳中のママ・パパの水分補給、家族の飲み物、料理、離乳食作りにも使えます。
調乳だけを効率化したいならミルスマート、水の準備から家族全体の負担まで減らしたいならウォーターサーバーが合いやすいといえます。
費用・契約・使わなくなった後
ミルスマートは24,200円(税込)の買い切りです。
導入時にまとまった費用はかかりますが、月額料金や最低利用期間はありません。
使わなくなった場合も、保管・譲渡・処分などを自分で決められます。
一方、famfit2をプレミアムウォーター マムクラブで利用する場合、月12Lボトル2本で水代は税込3,866円です。
サーバーレンタル料は0円ですが、最低利用期間は5年です。
5年未満で解約すると、利用期間に応じて契約解除料が発生します。
ミルクを作る期間だけ使いたい家庭や、毎月の契約を管理したくない家庭にはミルスマートが合いやすいでしょう。
ミルク卒業後も家族で水を使い続け、5年以上利用する見込みがある家庭には、ウォーターサーバーが選択肢になります。
設置場所・お手入れ・生活動線
ミルスマートは幅125mm×奥行350mm×高さ277mmです。
横幅は比較的コンパクトですが、奥行きは35cmあります。哺乳びんや粉ミルクと一緒に置ける場所があるか確認しておきましょう。
寝室へ置く場合は、寝具や赤ちゃんから十分に離し、壁際へ設置するスペースが必要となります。
タンクは取り外して洗浄でき、使用する水も自分で管理します。
famfit2は高さ1,162mm×幅271mm×奥行370mmです。
リビングや台所など、家族全員が使いやすい場所への設置が基本になります。
ボトル下置き型のため、高い位置まで水を持ち上げる必要はありません。
ただし、ボトル交換や配送スケジュールの管理は発生します。
夜間授乳をする場所からの距離、給水や交換のしやすさ、日常的に家族が使える場所かを確認して選びましょう。
里帰りや家族にミルク作りを任せるならどっち?
里帰り出産や家族との分担を予定している場合は、調乳時間だけでなく、誰が管理し、誰が作るのかも判断材料になります。
里帰り先に専用環境を作るならミルスマート
実家のポットやケトルに問題があるとは限らなくても、赤ちゃん用に使うものは普段以上に気になりやすいものです。
「いつ洗ったものだろう」「赤ちゃん用に分けたい」と思っても、家族へ洗浄方法や使い方を細かくお願いするのは、心理的なハードルを感じることがあります。
ミルスマートのような専用品を用意できれば、実家の家電の使い方を変えてもらう必要がありません。
誰かを否定するのではなく、自分が納得できる調乳環境を作りやすくなる点がメリットです。
里帰り後は自宅へ持ち帰って使えるため、一時的な環境作りにも向いています。
実家でも家族全体で長く使うならウォーターサーバー
実家にすでに十分な調乳環境がある場合は、新しく準備しなくてもよいケースもあります。
一方、実家の家族も日常的に水やお湯を使い、里帰り後もウォーターサーバーを使い続ける予定なら、家族全体の設備として導入する方法があります。
ただし、プレミアムウォーター マムクラブには最低利用期間があります。
里帰り期間だけではなく、その後も誰が、どこで、どのくらい水を使うかを決めてから契約しましょう。
パートナーや祖父母に任せるときの違い
産後に少し横になりたいとき、パートナーへミルクを頼んでも、作り方が気になって結局そばで確認するのでは、十分に休めません。
ミルスマートは、お湯と水の配分を機械に任せられるため、温度調整のばらつきを減らしやすくなります。
ただし、粉ミルクの計量や溶かす作業は人が行うため、誰が作っても完全に同じ仕上がりになるわけではありません。
ウォーターサーバーは、お湯をすぐ出せて操作がわかりやすい点がメリットです。
一方、温水と冷水の配分は作る人が判断します。
配分のばらつきを減らしたいならミルスマート、シンプルな操作を重視するならウォーターサーバーが合いやすいでしょう。
初産家庭はどの選択肢を選ぶ?
初めての出産では、ミルクを作る回数を産前に正確に予測できません。
使用回数だけで決めるのではなく、産後にどの負担を減らしたいか、家族でどこまで使うかを基準に選びましょう。
ミルスマートが向いている家庭
ミルスマートは、ミルク作りそのものを効率化し、調乳時に考えることを減らしたい家庭に向いています。
次のような家庭では、選択肢に入りやすいでしょう。
- ミルク作りだけを効率化したい
- 夜間のお湯と水の配分に不安がある
- パートナーや祖父母にもミルクをお願いしたい
- 里帰り先に専用の調乳環境を作りたい
- 家族はそれほど水を飲まない
- 毎月の固定費や契約を増やしたくない
- 使用する水を自分で準備できる
一方、ミルスマートの調乳量は80ml~320mlで、80ml未満は設定できません。
新生児期にごく少量から調乳したい場合は、この点を出産前に確認してください。
新生児に使用できないという意味ではなく、少量設定に対応していないという注意点です。
市販水や調乳用水の準備自体を負担に感じる場合も、ウォーターサーバーのほうが合う可能性があります。
調乳時の判断や、家族に任せた後の心配を減らしたいなら、ミルスマートがあると助かります。
ウォーターサーバーが向いている家庭
ウォーターサーバーは、調乳だけでなく、水の購入・運搬・湯沸かしまで含めて負担を減らしたい家庭に向いています。
次のような家庭では、生活全体で活用しやすいでしょう。
- 水の購入・運搬からまとめて負担を減らしたい
- 家族全員が水やお湯を頻繁に使う
- 授乳中の水分補給にも活用したい
- 離乳食や料理にも長く使いたい
- ミルク卒業後も使い続けたい
- 調乳専用家電を短期間で使わなくなることが気になる
- 設置場所を確保できる
契約前には、毎月24L程度の水を家庭で使うか、ミルク卒業後も使うか、5年以上利用する見込みがあるかを確認しておきましょう。
出産後まで保留してよい家庭
出産前に、ミルスマートかウォーターサーバーのどちらかを必ず準備する必要はありません。
最低限の調乳用品だけ用意し、産後に授乳状況を見てから決める方法もあります。
- ミルクをどの程度使うかわからない
- 母乳中心を予定している
- すでに調乳に使えるポットやケトルがある
- 水の購入や運搬に困っていない
- 初期費用や固定費を今すぐ増やしたくない
- 必要になった時点で注文できる
- ウォーターサーバーを5年以上使う見込みがない
出産前には、候補となる商品と購入先だけ確認しておくと、必要になったときに動きやすくなります。

ウォーターサーバーを選ぶならプレミアムウォーター マムクラブが候補
ウォーターサーバーにはさまざまな種類があります。
この記事では、具体的な候補として、プレミアムウォーターの「PREMIUM WATER MOM CLUB」を紹介します。
唯一の選択肢というわけではなく、妊娠中から申し込める子育て家庭向けプランの一例としてご覧ください。
申込み時には、妊婦または未就学児がいる家庭であることを確認できる書類の提出が必要です。
選べるサーバーはfamfit2またはAURA Water Serverで、この記事ではボトル下置き型のfamfit2を中心に紹介します。
famfit2は高い位置まで持ち上げずにボトル交換ができ、通常約80℃の温水を利用できます。
ミルク作りだけでなく、家族の飲料水や料理、離乳食作りにも使えるため、ミルク卒業後も利用を続けやすい点が特徴です。
ただし、最低利用期間は5年です。
「ミルク卒業後も家族で使える」というメリットだけで決めず、5年以上使い続ける見込みがあるかを確認してから申し込みましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象家庭 | 妊婦または未就学児がいる家庭 |
| 選べるサーバー | famfit2 AURA Water Server |
| 水の配送量 | 月12Lボトル2本の場合を例示 |
| 月額の目安 | 水代3,866円(税込) |
| サーバーレンタル料 | 0円 |
| 最低利用期間 | 5年 |
| 契約解除料 | 1年未満45,000円 4年以上5年未満5,000円 5年以上0円 |
| 温水温度 | 約80℃ 再加熱時約90℃ |
| 本体サイズ | 高さ1,162mm 幅271m 奥行370mm |
料金・キャンペーン・契約条件は変更されることがあるため、申込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
出産前に準備するものを決めるチェックリスト
最後に、どの選択肢が家庭に合うか整理します。
当てはまる項目の数だけで機械的に判断するのではなく、最も減らしたい負担を中心に選んでください。
調乳時の判断を減らしたいならミルスマート
- 自分以外もミルクを作る予定がある
- お湯と水の配分を毎回考えたくない
- 里帰り先に専用の調乳環境がほしい
- 月額契約は避けたい
- 使用する水を自分で準備できる
水の準備から減らしたいならウォーターサーバー
- 水を買って運ぶことも減らしたい
- 家族も水やお湯を使う
- ミルク卒業後も使いたい
- 5年以上使う見込みがある
- 月額料金より生活全体の負担軽減を優先したい
授乳方法が決まってから判断したいなら保留
- ミルクをどの程度使うかわからない
- すでに最低限の調乳環境がある
- 必要になった時点で注文できる
- 初期費用や固定費を今すぐ増やしたくない
まとめ|産後にどの負担を減らしたいかで準備するものを決めよう
ミルスマートとウォーターサーバーは、どちらもミルク作りをラクにする家電ですが、減らせる負担の範囲が異なります。
調乳中に考えることや、家族に作り方を説明する負担を減らしたいなら、ミルスマートが合いやすいでしょう。
水を買う・運ぶ・沸かす負担まで家族全体で減らしたいなら、プレミアムウォーターなどのウォーターサーバーが選択肢になります。
ミルクの使用頻度がまだわからない場合は、最低限の準備だけして産後に判断する方法もあります。
出産前に、すべてを完璧にそろえる必要はありません。
産後に自分が何を考えなくて済むと助かるか、家族でどこまで使いたいかを整理し、家庭に合う範囲で準備しましょう。

